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コンパニオンアニマル製品

トリロスタン錠「あすか」

動物用医薬品

要指示医薬品

指定医薬品

犬・副腎皮質機能亢進症治療剤
トリロスタン錠「あすか」

特徴
『トリロスタン錠「あすか」』はトリロスタンを有効成分とする製剤です。生体内の副腎皮質ホルモンの合成を抑制し、犬の副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)に伴う諸症状を改善します。
成分・分量
2.5mg錠:1錠中トリロスタン2.5mg
5mg錠 :1錠中トリロスタン5mg
10mg錠 :1錠中トリロスタン10mg
効能・効果
犬:副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)に伴う諸症状の改善
用法・用量
本剤の投与は体重1.7kg以上の犬を対象とし、初期投与量(下記「初期投与量」参照)、減量、維持あるいは増量とも症状により適宜増減し(下記「初期投与終了以降」参照)、体重及び錠剤サイズに基づき、本剤の至適投与量を食餌と共に経口投与する。

1) 初期投与(投与開始後10~14日目まで)
初期投与量(2.2~6.7mg/kg)を1日1回、食餌と共に経口投与する。その際、各種錠剤サイズを組み合わせ、体重に基づき可能な限り低い投与量から開始する。

2) 初期投与終了以降
投与開始後10~14日目に、モニタリングとして生理学的検査、血液学的検査、血液生化学的検査及び臨床症状の観察を行うとともに、ACTH刺激試験*)によりコルチゾールを測定する。その際、ACTH投与後のコルチゾールの値や臨床症状に基づいて、「投与量の増減基準」(表)を参考に、本剤の減量、維持あるいは増量を行い、至適投与量**)を決定する。なお、至適投与量はモニタリングの結果を総合的に判断し、個体毎に適宜増減する。また、投与量の増減を行ってから10~14日目に経時的にモニタリングを行い、至適投与量に到達した後も約30日毎のモニタリングを行う。
なお、コルチゾール及び臨床症状の改善がみられない場合は、1日の投与量を2回に分けて投与する方法(1日2回投与)で追加増量を行う。

*) ACTH刺激試験
①本剤の投与後4~6時間(できれば午前中)、試験前は安静、絶食、自由飲水とする。
②合成ACTH製剤の投与前の血液を採取する。
③合成ACTH製剤を0.25mg/頭の用量で静脈内(又は筋肉内)に投与する。
ただし、5kg未満の小型犬では、0.125mg/頭とする。
④合成ACTH製剤の投与後1時間に血液を採取する。
⑤合成ACTH製剤の投与前及び投与後1時間の血液試料におけるコルチゾールを測定する。

**) 至適投与量の指標
ACTH刺激試験でのコルチゾールが1.45μg/dL~9.1μg/dLの範囲(基準値)、あるいは臨床症状の改善がみられた投与量。

(表)投与量の増減基準
ACTH投与後のコルチゾールと
臨床症状
投与量の減量、維持、増量
<投与開始後2~4週まで>
<1.45μg/dL 減量
1.45~9.1μg/dL 維持
>9.1μg/dL 増量
<投与開始後4週以降>
<1.45μg/dL 減量
1.45~5.4μg/dL 維持
>5.4~9.1μg/dL
臨床症状の改善: あり
臨床症状の改善: なし
 
維持
増量
>9.1μg/dL 増量

包装
トリロスタン錠2.5mg「あすか」:100錠(10錠×10)
トリロスタン錠5mg「あすか」 :100錠(10錠×10)
トリロスタン錠10mg「あすか」 :100錠(10錠×10)

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添付文書 パンフレット 動画(用法)
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